銀行コード・支店コードについて解説します。
銀行コードとは
銀行コードとは、銀行などのさまざまな金融機関につけられている4桁の番号です。
銀行コードの正式名称は「統一金融機関コード」です。
銀行コードは全国銀行協会内の金融機関共同コード管理委員会が決めています。
銀行コードの使われ方
銀行コードは銀行での通信や、データ管理などに使われます。
全国の金融機関で使われている「全国銀行データ通信システム」でも、このコードを用いて通信します。
たとえば「GMOあおぞらネット銀行」のように、文字だとボリュームたっぷりの銀行名も、コード化すると「0310」です。効率よく管理できますね。
銀行コードと金融機関コードは同じ意味
「銀行コード」と「金融機関コード」は同じ意味です。
ほかに、「全銀協コード」という呼び方をする場合もあります。
銀行コードの番号のルール
銀行コードは、古い方から順番につけているというわけではありません。あてはまる業態ごとに番号帯が決まっています。
都市銀行や信託銀行といった銀行のほか、労働金庫、生命保険会社、住宅金融専門会社など、さまざまな業態の金融機関に割り振られています。
例を見てみましょう。
都市銀行は0001~
地方銀行は0116~
信託銀行は0287~
証券金融会社は9510~
銀行系クレジットカード会社は9610~と0700~
このほかにもたくさんの業態があります。
すべての金融機関にコードが振られているわけではない
金融機関は、「原則、コードの付与を受ける」と決められている業態と「希望により、コードの付与を受ける」業態があります。
証券会社や外国銀行は、「希望によりコードの付与を受ける」業態にあたります。そのため、コード(番号)が割り振られていない場合もあります。
銀行コード0000とは
「銀行コード」0000は日本銀行です。
一般の人が何かに記入する機会はあまりないと思いますが、豆知識として覚えておいても良いでしょう。
銀行コードの確認方法
キャッシュカードや通帳に記載されている場合もあります。
「支店コード」は記載されていても、「銀行コード」までは掲載されていないことが多いですね。
出先で書類を書こうとして「あれ、銀行コードだけわからない!」ということがしばしば起こります。
そんなときは当サイトをご活用下さい。
支店コードとは
支店コードとは、金融機関の本店や支店につけられている3桁の番号です。
支店コードと店番号、支店番号は同じ意味
「支店コード」「店番号」「支店番号」は、同じ意味です。
他にも「店舗番号」「店舗コード」という呼び方をすることもあります。
もっと略して「店番」と書かれている場合もあります(ここまで略すと「店の番をする人」と同じ表記になってしまっていますが……)。
支店コードのルール
「支店コード」の付け方のルールは、各金融機関によって異なります。
ネットバンクで、例を少し見てみましょう。
住信SBIネット銀行では、101から割り振っています。
セブン銀行も101からです。
ジャパンネット銀行では、鳥の名前の支店に002からと601からを、植物の名前の支店に701からを、星座の名前の支店に801から、というように割り振っています。
支店コードの場合は、銀行コードとは異なり、複数の銀行で数字が重複しています。
銀行コード・支店コード・口座番号すべて誤りなく、記入するように気をつけましょう。
支店コードは本店にもある
「支店コード」は、本店にも割り振られています。「本店とは必ずこの数字」というルールはありません。
例を見てみましょう。
みずほ銀行の本店は100、三井住友銀行の本店営業部は200です。
支店コードの確認方法
手元にキャッシュカードがあれば、見てみましょう。
ほとんどの銀行のカードで、3桁の支店コードが書いてあります。
また、横に7桁の数字が並んでいれば、そちらが口座番号と考えられます。
ゆうちょ銀行の場合
なお、ゆうちょ銀行の「キャッシュカード」の場合は、話が変わります。
銀行とは異なり、「記号・番号」という現し方が使われていますね。
ゆうちょが正式にゆうちょ銀行という名称になったのは、2007年からです。元々は銀行ではなかったので、銀行とは異なる独自の形式が使われているのです。
なお、ゆうちょ銀行の「通帳」の場合は、記号・番号だけでなく、口座番号と支店番号が併記されていることが多いです。
でも、先ほど書いた通り、キャッシュカードでは、記号・番号表記です。
支店コード、口座番号への変換ルールは決まっています。「カードはあるけど、通帳がない!」いう場合、ゆうちょ銀行のサイトから支店番号を調べることができます。